オペラ

オペラ 大正時代のボエーム

プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」(放浪する芸術家の友情と愛を描いたオペラ)の舞台設定を、日本の大正時代に置き換えた「オペラ 大正時代のボエーム」で、深見東州はマルチェッロ役を演じた。
◆第1幕 大正10年頃の谷中付近の下宿屋。
     クリスマス・イブの午後。

【あらすじ】

 自らを「四銃士」と名乗る、詩人のロドルフォ(樓鳥鳳)、画家のマルチェッロ(麿千絵浪)、音楽家のショナール(潮鳴)、哲学者のコッリーネ(個理念)、四人の若き芸術家たちは、生活は貧しくとも、夢と理想を追い求める情熱に燃えていました。

 マルチェッロは恋人ムゼッタ(夢是多)といつもの喧嘩別れ。仕事も手につきません。寒さに耐えかねたロドルフォは、自作の戯曲を大げさな芝居と共に燃やして束の間の暖をとります。

 コッリーネは古本屋で本を買い取ってもらえず浮かぬ様子。ショナール一人が食糧や酒などを土産に買ってきます。そこへ家主のベノア(部納破)が滞納している三ヶ月分の家賃の取り立てに来ます。四人はあの手この手でベノアをおだてあげ、浮気話になったところで彼に家賃を払うことなく追い出してしまいます。これもまた青春の一コマ。彼らはクリスマス・イヴの街へと繰り出して行きます。

 仕事のために一人残ったロドルフォのところへ、若い娘のミミ(美実)が訪ねて来ます。手燭に火をもらい帰ろうとしますが、部屋の鍵を落としたことに気付き戻って来ます。暗い部屋で鍵を捜すミミとロドルフォ。彼はミミの手に触れます。その手は透き通るほど白く、驚くほど冷たかったのです。ロドルフォはミミのその手に、彼が追い求めていた詩情を見出します。ミミもまた、ロドルフォに彼女の求めていた花の香りと色を見つけます。二人の出会いは恋を生み、一気に愛へと燃え上がっていったのです。


クリスマスイブの夜、寒さに震えながら仕事をする、二人の若き芸術家
マルチェッロ(深見東州:左)とロドルフォ

あまりにも寒いため、マルチェッロは椅子を燃やして暖を取ろうとします。
しかし、ロドルフォは自分の書いた戯曲を燃やそうと提案します。

ロドルフォの戯曲を燃やして暖をとる二人。
マルチェッロ(深見東州)の「必殺・火鉢またぎ」で、大きな笑いが起こりました。

食糧や酒などをみやげに買ってきたショナール。

家主のベノアが滞納している3カ月分の家賃を取り立てにきます。

4人はあの手この手でベノアをおだてあげます。

最終的に、家賃を払うことなく、ベノアを追い出してしまいます。

仕事のために一人残ったロドルフォの所に、若い娘のミミが訪ねてきます。
そして二人は恋に落ちるのです。

アリア「その冷たき手を」を歌うロドルフォ。